奈良県議会・大和郡山市議会 |初傍聴 2022

 

前回のBlogのあらすじ

一般大和郡山市民Junの子どもの1人が聞き取り困難症(APD/LiD)と診断されており、補聴器のような補聴補助器具を使いたいが買えないお値段。市役所に突撃するも身体障害者手帳所持の難聴の方以外は補助制度対象外と対応される。そしてJunは、朋友Eriの紹介で日本維新の会の市議会議員(当時)関本まさき氏と出会う。

 

あれよあれよと時は流れ、2022年12月ごろの私は関本議員と連絡をしながら、市議会定例会の一般質問として聞き取り困難症の子どもへの助成制度について提言してくれる運びに。

しかし!!

 

Jun
Jun

それは急な出来事でした。

市議会定例会のことばかり考えていたら、なんと、奈良県の県議会において聞き取り困難症について扱ってもらえるという話に。タイミング的に県議会の方が市議会定例会より早かったのですが、県で取り扱ってもらえるとはJunビックリ。

関本議員のお仲間である日本維新の会の奈良県議会議員小林まこと議員に、聞き取り困難症(以下APDにします。)について取り扱って貰えることに。

朋友Eriに連絡すると傍聴を体験したいとの良い返事を得たので、2人で奈良県議会へ傍聴に行って参りました。

 

議会傍聴というのは中々機会がないものでして、ですがこの度幸にしてその機会に恵まれまして。

あ、皆様、傍聴は誰でも(妨害とかしない人なら)参加できます。議題なども前もってわかるので、よかったらご自身の居住する自治体の市議会・県議会の会議傍聴を是非体験してみてください。すると

Jun
Jun

行政というちょっと遠い存在だったっぽいものがメチャクチャ自分にの生活に密接している事を思い知らされます。

小林まこと県議会議員は当時の知事と『関西万博』の話などを一生懸命しておりました。カウントダウンタイマー(デカいデジタル時計)が圧(プレッシャアアアアア)だと推測するのですが、そこはプロ。乗り越えておられました。

 

Jun
Jun

そして時が来た。

 

赴きのある奈良県、県議会において

 

皆さん、APDということばをご存知ですか?

 

と言った小林まこと議員。

APDとは何なのか、どんな症状なのか、どんなツールが生活を楽にしてくれるのか、そこに必要な制度は…。

Jun
Jun

嗚呼、私が市役所で提言した【前例なし】で却下された問いだあ(感動中)。

さて。県議会でどのような答弁が出たのかというと…

今後、市町村と連携し、聞こえの必要のある子の情報保障を確保できるようにします。

知事、福祉医療部長ともに、前向きな答えが出た。

Jun
Jun

デター!!

ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。
この場をお借りして、維新の会奈良県議員小林まこと議員、ありがとうございました。

奈良県庁の夜。議会の後小林議員にご挨拶をして、Eriが『屋上の夜景綺麗よ♪』というので屋上へ行ったり、奈良公園の夜景のおすすめスポットを巡らせてくれたりしました。感無量。

 

小林議員に繋いでくれた関本議員、関本議員に繋いでくれたMOSAメンバーEri、感謝の言葉では表しきれない。この県議会の追い風で

Jun
Jun

市議会も、GOGOGOだー!!

という訳で、もうこのまま続けて市議会での出来事も書き続けちゃいます。

同じ12月の中頃に行われた市議会定例会一般質問。

関本議員の発言の順番より少し早く市議会館に着いた私とEriは思いの外関本議員の発言までが長いということに気づく。(静かに待つのが苦手な2人←でも、がんばった。)

その日、関本議員の議題は2つあって、【地域共生社会の実現について】と【聞こえの手助けが必要な子どもたちへの支援について】でした。

前者は、市民同士の相互扶助、市民による主体的なボランティア等への参加、市民の市政への関心をエンパワーメントすること、また、福祉事業等への市民の確保など、住みやすい地域を市民主体で作っていきましょう。というような内容でした。

後者の【聞こえ】の話は言わずもがな、APDの件です。

自治体によっては補聴器を教育委員会の備品として置いているが本市はどうか?

という関本議員の質問に対し、教育部長氏は「対応していない」とアンサー。

Sekimoto
Sekimoto

相談がないので対応しない、というのは残念です

思わず…

 

Jun
Jun

そうだそうだー!!!

 

と言いそうになりましたが、静粛に。

さて話は補聴器から、いわゆるデジタル式補聴援助器具の話に。(デジタル式…はAPDにも有効であると言われています。補聴器は人によるようです。)

耳は聞こえているが、聞いた情報を頭の中で処理するのが難しい、更に騒音下では聞き取りができない、例えば授業中などでは他の子が教科書を捲る音、鉛筆で走り書きする音など日常的なノイズが工事現場にいるような状況に陥ってしまう。
先生の言うことが聞き取れず、(*うちの子の事例ですが)周囲の子どもたちが「先生が○○って言ってるで」などと、配慮をしてくれているというエピソードは微笑ましい部分もありながらも、当事者である本人はストレスを抱えている筈です。
奈良県下では、軽中等度難聴児への手帳なしでの補助がある自治体もあるが、デジタル補聴援助器具に関しては奈良県では対象外でした。
ですが、先日行われた県議会で助成対象に含める、早ければ来年1月からとの答弁があったと聞きます。迅速な対応を求めたいところです。
そこで、市長に質問いたします。
APDの子も含めて、補聴補助システム制度を整える気はありますか。  (発言:関本議員)

 

 

Jun
Jun

市長さん、答弁はいかにっ!?

 

個別に具体的な対策をとることが大事。
デジタル補聴補助制度の件も含め、全ての関本議員の事案に柔軟に対応していきたい。巨額な予算が必要なものは別として、可能な限り対応したい。
障害は一つの【個性】という視点で啓発、教育活動に活かしていきたい。(発言:市長)

 

Jun
Jun

よしっ!!(良き答えだ!)

 

Sekimoto
Sekimoto

 

【聞こえ】という狭い分野ではあるかもしれません、ですが、小さいことをおろそかにして、大きな理念は遂行できません。

手帳がないからダメ、基準に満たないからダメ、ではなく、【必要かどうか】という観点が福祉の実現に繋がるのではないでしょうか。

APDに関してはまだ認知度も低く、耳鼻科界隈でもまだまだ知れ渡っていません。また、自分の特性を知らないで困っていらっしゃる方もおられると思います。今後周知・啓発はすべきだと考えております。

 

 

Jun
Jun

泣くで…

 

 

質疑応答の後少しの休憩の間時間をいただいてお礼を言いに行きました。

 

 

Jun
Jun

そして、今。2023年、4月。

 

県議会・市議会での答弁が花を咲かせようとしています。

現状、行政でのやり取りで得た収穫を現場に活かせるよう、今度は医師と市役所、県庁の担当部署が動いてくれています。

【前例のない】ことが動き出したので、テンプレートが無いんですよね(笑)それでちょっと、現場がワサワサなっていますが、今後この助成制度を使っていく子どもたちのためにもしっかりしたものを作りたいという担当医師の言葉がとても嬉しかったです。

そんな訳で、うちの子が、うちの子に合う機器に出会い使用できる日が近づいていると思うと本当に、関本議員に相談できてよかったと思うのです。

Jun
Jun

はい、ここまでは、APDの子の親視点でした。

ここからは、わたくしJunが、MOSA(関本まさき後援会メンバー)として活動を始めてからのことを中心に書いていきたいと思います。

Jun
Jun

メンバーからの視点で選挙活動の裏側?を、ヘラヘラと書き綴りたいと思いますのでよろしくお願いします。

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