談話with Masaki Sekimoto vol.2
わかりやすい政治・選挙編
関本さん、今回は政治について色々聞きたいです。
はいはい、どうぞどうぞ。
前々回2019年の投票率は50%を下回っていた、2023は50%程度。それに関して率直にどういう気持ちですか?
政治に関心を持っている人がまだ少ないですね。投票率総合約50%、20〜30代が1/3、40〜50代が半分、60歳以上が2/3で前年度足すと約50%となる。
若い世代が関心を持てていないので、その人たちに【政治に関わろう】と関心を持ってもらえるようなことを考えなければと思います。
市民が政治に関心がない理由の一つの要素として、今の政治が市民にとって興味を惹くほど面白くないというのもあるかなと思いますが、それについてどう思われますか?
やはり、1つは政治家が積極的に情報発信をしなければいけませんよね。これまでは選挙前だけチラシ配り、選挙公報での情報などはしていても、選挙期間以外は情報発信をしていない。
継続的に、政治で議員が【どう言うことを言ったよ】【実現したよ】というのを発信していかないと。
若い方々向けにSNSも駆使して頑張りたいと思います!
私が市議会議員の時は関心を持ってもらうために、2つのテーマ…例えば、1つは【水道】や【環境】といったものにして、もうひとつは【読解力の向上】など、市民の皆さんに身近に感じてもらえるテーマ、小難しいテーマにならないよう気をつけましたよ。
なるほど。ところで、市政や政治は自分には【関係ない】と考えている人が多いというのが現状だと思うのですが、例えば議会で定例会たるものが開かれていることすら知らない人も多いと思います。
正直、自主的な関心を持っていただけたら嬉しいのですけどね。本当に、本当に、現状に不満のひとつも無い、今のままでいいと言い切れる方もおられるのかもしれませんし、それはそれで一つの判断ですよね。
なるほど。でもその【判断】が多くないですか?
人々の「どうせ変わらへんやろうな〜」を、『変えていけるんだよ!』と示していきたいですね。それこそ、SNSなどを通して、継続的にですね。
市議会議員への対応の仕方や、相談の仕方をより簡単にできるようになればと思います。そのためには、政治家側が門戸を開いていかないといけません。
繋がりを増やしていくことが大事ですよね。例えば、議員の顔を知っているだけでも相談しやすくなるでしょうしね。
例えばですけど、学校の義務教育で社会で政治に関して学ぶと思うんですけど、その結果は活きているんでしょうか??
衆参議員の違いなどの丸暗記、数字的事務的なことばかりですね、学校で教わるのは。
そこで関心持ってもらえるかというと、うーん…。
進んでいるところだと、議員が学校へ行って【出前授業】をすることもあるそうです。ですが、偏りが出てはいけませんからね、政治的中立性、調整や考える余地はありますが、そういうアプローチがないと、中々、議員を身近には感じてもらえないかもしれませんね。
議員さんという存在がもっと身近にいる!ということを周知できるといいってことですよね?
いきなり、例えば【市政報告会】へ行く!となると行きづらいと思うので、政治家側がウェルカムな雰囲気、相談しやすい状況を作るべきですよね。電話であったり、メール、SNSなど、繋がりやすい窓口を作っていくのが大事。
世の中には「どうせ自分の一票では何も変わらない」と思っている人もいると思うのですが、それについてどう思いますか?ちょっとさっきの質問に重複する内容ですけど。
その方の一票で変わるかどうか、というよりは『どうせ変わらない、どうでもいい』と思っている人が多いからこその投票率50%程度ですよね。そこが問題。
投票に行かない、というのは、現状を受け入れるということになりますよね。
投票に行かないのに、後で「ここはこうだ!こうなったらいいのに!」と言うなら、自分の意思を示すために投票は必要だと思いますよ。
そうですね。でも、興味ない人にとっては、例えば選挙カーでのメッセージとか、公報の内容とかに目を通す機会すらない、という残念なことが起きていると思うのです。
公報の封筒には【みんなでいっしょに選挙に行こう】みたいなことが書いてあった気がするのですが、その文字を見て一体どれくらいの人が「そうか!」ってなるのか…。なんか、響かないんですよね。一般人としては、もっとインパクトが欲しいんですけどね…
文言は決まりきっていますからねえ、響かないかも知れませんね(苦笑)
行政としては、ぶっ飛んだことをするのは難しいとは思いますが、もっと、封筒を開けてもらえるようなキャッチーな文言、イラストなども含めて関心を持ってもらえる見た目にすることが大事ですね。
そういうのって誰に相談したらいいんですか?
各自治体、市などで変えていけるものかと思います。
実際に、公報の封筒の文言を変えて欲しい!と相談したら、いつかは実現する可能性はあるんですか?
提言はできますよ!
また重箱の隅をつつくような質問ですが、例えば数学が壊滅的に苦手で数字を聞くだけでうわーってなっちゃう人がいるとして、その、数学が例えば【政治】に入れ替わったとしたら、どうすれば当人の政治への苦手意識を変えれるんでしょうね?
そうですねえ…まあ、正直、今の生活に全く不満がない、一切無い、と言う人はほぼいないと思うので、それならば今、奈良県とか市がどうなっているのかの現状チェックとして、議会が3か月に1回ありまして、その報告が広報誌で3か月に1回あるので『どんなことにお金が(税金が)使われているのか』とか『各議員が何を言っているのか』『どこが他府県に遅れをとっているのか』など、そこら辺をチェックして欲しいですねえ。
一般人として私が思うのは、もっともっと、政治に興味がない人が興味を持てるようになって欲しい…と思うのですが、市民もこぞって政治に参加する意思を持ってもらうために市民・県民ができることってあるのでしょうか。
そうですね、まあ、不満や意見というのは発信しなければ解決には繋がらないので、ツールとして議員を使えるということを知ってもらうことは大事ですよね。
議員の側としては、さまざまなテーマを提言していく。不妊治療、教育無償化など色々あります。観光の活性化や農業の指針など、さまざまなニーズがあり、日々勉強しつつ携わっていくという感じです。
投票へ行く、ということをしない、あるいは忘れる、という人も多いと思うのですが、実際の話、投票に行くモチベーションはどうやったら上がるのでしょうか??難しいんでしょうかね?
双方の歩み寄りが大切かも知れません。政治家の側は、応援してあげようと思ってもらえるような活動をしていく、勿論普段から。
選挙前だけ活動するのではなくて、継続して行動で示していく。それを見てもらって、「この人やったら任せられそうや」と思ってもらえるようなことを、こちら側がやっていかないといけませんよね。
それで、投票率が上がって、市民、県民の生活の質が向上すればとてもいいですよね。
皆さんに、『これは投票に行かな!!』と思ってもらえるように頑張っていきますね!
今回もありがとうございました。
いえいえ、またなんでも聞いてくださいね。
はーい。皆さん、選挙へ行きましょう!